
くまねこ
にゃっハロー!
前回の記事で紹介した「if文」と「for文」は、Javaの基礎中の基礎。
でも実は、それだけでは表現できない場面もあります。
そこで登場するのが…
- 🔁 while文(条件による繰り返し)
- 🔀 switch文(複数の条件に分岐)
この記事では、それぞれの使い方・特徴・if/forとの違いまで、初心者にもわかるように解説していきます!
👉 まだJavaの開発環境を整えていない方は、先にこちらの記事をご覧ください
Javaのwhile文とは?
while文の役割=「条件を満たす間ずっと繰り返す」
for文と同じ「繰り返し」の構文ですが、何回繰り返すか決まっていないときに使うのが while文
。
while文の基本構文
while (条件式) {
処理;
}
条件式
がtrueである限り、処理が繰り返される- 条件がfalseになった時点で終了
図解:while文のイメージ
[条件チェック] → [処理] → [条件チェック] → [処理] → …
サンプル:1〜5を表示する
public class WhileExample {
public static void main(String[] args) {
int i = 1;
while (i <= 5) {
System.out.println(i);
i++;
}
}
}
while文が向いている場面
シチュエーション | なぜwhile? |
---|---|
ユーザーが「終了」と言うまでループ | 繰り返し回数が決まっていない |
ファイルの終わりまでデータを読む処理 | 条件を満たす限り継続する必要がある |
注意点:無限ループに注意!
while (true) {
// 終わらない!
}
条件が永遠にtrueだと、プログラムが止まりません!
必ず「抜ける条件」を入れましょう。
Javaのswitch文とは?
switch文の役割=「複数の選択肢から処理を分岐する」
switch文
は、複数の値を使って分岐処理をするための構文です。if ~ else if ~ else
よりもスッキリ書けるのが特徴。
switch文の基本構文
switch (値) {
case 値1:
処理1;
break;
case 値2:
処理2;
break;
default:
その他の処理;
}
break;
がないと次のケースに処理が流れる(フォールスルー)default:
はどのcaseにも当てはまらなかったときに実行される
図解:switch文の分岐イメージ
[値]
↓
値が1 → case 1の処理
値が2 → case 2の処理
それ以外 → defaultの処理
サンプル:曜日によってメッセージを表示
public class SwitchExample {
public static void main(String[] args) {
int day = 2;
switch (day) {
case 1:
System.out.println("月曜日です");
break;
case 2:
System.out.println("火曜日です");
break;
case 3:
System.out.println("水曜日です");
break;
default:
System.out.println("他の曜日です");
}
}
}
switch文が向いている場面
シチュエーション | なぜswitch? |
---|---|
数値や文字で条件分岐したい | コードがスッキリ見やすい |
メニューの選択処理など | caseごとに処理を分けやすい |
while文とfor文の違いをまとめよう!
比較項目 | for文 | while文 |
---|---|---|
用途 | 回数が決まっている繰り返し | 条件を満たす間、繰り返す |
初期化や更新 | ヘッダ部で一括指定 | 本体の中で個別に記述が必要 |
向いている処理 | 配列のループ、固定回数処理 | ユーザー入力、終了条件が不定な処理 |
switch文とif文の違いをまとめよう!
比較項目 | if文 | switch文 |
---|---|---|
比較できる条件 | 数値・文字列・論理式など自由 | 値(int, char, enum, Stringなど)のみ |
書きやすさ | 柔軟に分岐できるが長くなりがち | 同じ値の分岐ならスッキリ書ける |
拡張性・柔軟性 | 複雑な条件も対応可能 | 条件が多くなるとbreak忘れに注意 |
よくあるエラー・注意点
while文で条件更新を忘れて無限ループ!
int i = 1;
while (i <= 5) {
System.out.println(i);
// i++ を忘れている!
}
switch文でbreakを書き忘れて処理が流れる
switch (num) {
case 1:
System.out.println("1");
case 2:
System.out.println("2"); // 1のあとにも実行されてしまう
}
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くまねこ
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まとめ|while文・switch文を使いこなしてJava中級者へ!
- 🔁 while文:条件を満たす間だけ繰り返す(不定回数)
- 🔀 switch文:値によって処理を分岐する(if文よりスッキリ)
これらの文法を理解すれば、Javaでできることが一気に広がります!
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