
にゃっハロー!
Javaを学び始めたばかりの方が、最初につまずきやすいポイントの一つが「配列(Array)とArrayListの違い」。
この記事では、図解とサンプルコードを使って、それぞれの使い方や違いをわかりやすく解説します。
👉 まだJavaの開発環境を整えていない方は、先にこちらの記事をご覧ください
Javaの配列とは?
配列とは「同じ種類のデータを並べた箱」
Javaの配列とは、同じデータ型の値をまとめて管理する仕組みです。
例えば、テストの点数や名前の一覧など、「まとめて扱いたい値」があるときに使います。
イメージ:連番付きのデータの箱
+------------+------------+------------+
| scores[0] | scores[1] | scores[2] |
+------------+------------+------------+
| 80 | 90 | 75 |+------------+------------+------------+
scores[0]
に80点scores[1]
に90点scores[2]
に75点
のように、インデックス(番号)でアクセスします。
配列の特徴まとめ
特徴 | 内容 |
---|---|
サイズは固定 | 初期化時に決めた長さから変更できない |
高速 | データに直接アクセスするため処理が早い |
プリミティブ型も使える | int , double , char などの基本型もOK |
書き方が少し独特 | int[] nums = new int[3]; のような記法 |
サンプルコード(配列)
public class ArrayExample {
public static void main(String[] args) {
int[] scores = new int[3];
scores[0] = 80;
scores[1] = 90;
scores[2] = 75;
for (int i = 0; i < scores.length; i++) {
System.out.println("scores[" + i + "] = " + scores[i]);
}
}
}
JavaのArrayListとは?
ArrayListとは「サイズが変えられるリスト」
配列とよく似ているのが ArrayList
。これはJavaが標準で提供している**「コレクション」**と呼ばれる便利な道具の一種です。
ArrayListのすごいところは…
✅ 要素の追加・削除が自由!
✅ サイズを気にしなくてOK!
初心者にはとても使いやすい存在です。
イメージ:動く棚
[ 100 | 200 | 300 ]
↓ add(400)
[ 100 | 200 | 300 | 400 ]
使ううちに棚が自動で増えたり減ったりする感覚です!
ArrayListの特徴まとめ
特徴 | 内容 |
---|---|
サイズ変更が可能 | add() で追加、remove() で削除できる |
プリミティブ型は使えない | int ではなくInteger などのラッパークラスを使用 |
メソッドが豊富 | 検索・並び替えなどが簡単にできる |
importが必要 | import java.util.ArrayList; を記述する必要あり |
サンプルコード(ArrayList)
import java.util.ArrayList;
public class ArrayListExample {
public static void main(String[] args) {
ArrayList<Integer> scores = new ArrayList<>();
scores.add(80);
scores.add(90);
scores.add(75);
for (int i = 0; i < scores.size(); i++) {
System.out.println("scores.get(" + i + ") = " + scores.get(i));
}
}
}
配列とArrayListの違い
並べて比較するとこうなります!
比較項目 | 配列(Array) | ArrayList |
---|---|---|
サイズの変更 | ❌ 固定 | ✅ 自由に変更可能 |
使用方法 | int[] nums = new int[3]; | new ArrayList<Integer>() |
データ型 | プリミティブ型OK (int など) | ラッパー型が必要 (Integer など) |
要素の追加/削除 | ❌ 不可(サイズ変えられない) | ✅ add() , remove() で可能 |
メリット | 高速で軽い | 柔軟で便利なメソッドが豊富 |
向いている場面 | 高速処理、サイズが決まっている場合 | 可変長のデータ、柔軟な処理 |
初心者にはどっちがおすすめ?
まずは「配列」で基礎を理解!
- Javaの基本文法に慣れるなら、まずは配列から!
- プリミティブ型で扱えるため、構造をつかみやすいです。
次に「ArrayList」で実践力アップ!
- 実務やアプリ開発ではArrayListの出番が多い!
- サイズ変更・柔軟な操作が求められる場面で大活躍します。
よくあるエラー例と注意点
配列のインデックス超え
int[] arr = new int[2];
arr[2] = 100; // エラー!
⇒ 配列はサイズを超えるとエラーになります。
ArrayListにintを入れられない
ArrayList<int> list = new ArrayList<>(); // エラー!
⇒
int
は使えず、Integer
を使う必要があります。
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まとめ|配列とArrayListの違いをしっかり理解しよう!
この記事では、Java初心者がつまずきやすい「配列とArrayListの違い」を図とコードで解説しました。
🔍 ポイントをおさらい!
- 配列はサイズ固定&高速
- ArrayListはサイズ可変&柔軟
- 基礎:配列 → 実用:ArrayList の順で学ぶのが◎
どちらもJavaを使いこなすために欠かせない知識です。
しっかり理解して、次のステップへ進みましょう!
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